Created on September 12, 2023
Updated on September 12, 2023
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この資料では Raspberry Pi 4B に .NET 6.0 SDK をインストールする方法について説明します。
使用した環境とSDKのバージョンは以下の通りです。
- Raspberry Pi 4B 4GB 64bit
- .NET 6.0 SDK 6.0.413
ブラウザで以下のURLにアクセスし SDK 6.0.xxx のバイナリを取得します。
https://dotnet.microsoft.com/en-us/download/dotnet/6.0
ダウンロードするのは Linux の Arm64 もしくは Arm32 です。使用しているラズパイOSのビット数が64bitならArm64を、32bitならArm32をダウンロードしてください。使用しているラズパイOSのビット数を調べるにはターミナルで以下のコマンドを実行します。
getconf LONG_BITまずターミナルを起動して、次のコマンドを実行しインストール先のディレクトリを作成します。ここでは /usr/share/dotnet にインストールすることを想定しています。
sudo mkdir -p /usr/share/dotnet次にバイナリをダウンロードしたフォルダに移動し、圧縮ファイルをインストール先に解凍します。ここでは Downloads フォルダにダウンロードしたことを想定しています。-xvf につづくファイル名には実際にダウンロードしたバイナリのファイル名を指定してください。
cd ~/Downloads
sudo tar -xvf dotnet-sdk-6.0.413-linux-arm64.tar.gz -C /usr/share/dotnetターミナルに bash を使用している場合は、次のコマンドで設定ファイルを開きます。
nano ~/.bashrcテキストエディタが開いたら、ファイル末尾に以下のコマンドを追加し保存します。
export DOTNET_ROOT=/usr/share/dotnet
export PATH=$PATH:/usr/share/dotnet保存したらテキストエディタを終了し、ターミナルで次のコマンドを実行し設定を反映させます。
source ~/.bashrc次のコマンドを実行し、.NET SDK のバージョンが表示されればOKです。
dotnet --version実行結果例
6.0.413ターミナルでプロジェクトを作成するディレクトリに移動し、次のコマンドでコンソールアプリケーションを作成してみます。
dotnet new console -o MyConsoleAppソースの自動生成が終わったら、次のコマンドを実行して実行してみます。
cd MyConsoleApp
dotnet run以下のような実行結果が表示されればOKです。
Hello, World!お疲れさまでした。